オリーブは、さくらんぼと同じように果実であることから、育成および形質転換のすべての段階において「ウェルビーイング」を確実にするための手入れ 、そして細心の注意が必要です。 つまり、寄生虫による攻撃を防御しなければなりません。 そのひとつに、まさにその名のとおりのオリーブミバエがあげられます。このオリーブミバエとの戦いは、決して終わることのない継続的な激しい戦いになります。 このハエは、果実に卵を産み付けます。 そして幼虫がふ化すると、 核果の果肉を食害します。 これが、取り返しがつかないほどオリーブを劣化させ、最終的にはオリーブオイルの品質も低下させるのです。

この欠陥は、テイスティングで見破ることができます。 ハエによるダメージを受けたオイルは油っこく、質の高い典型的なオイルにみられる新鮮な野菜の風味がありません。

品質管理手順により、このようなミスを避けることができます。 生産ラインのあらゆるステップが、 固有のプロトコルの対象です。 タイムフレームは基盤です。 収穫後、オリーブを通期の良い箱に入れ、即時に搾油器へと輸送してオイルを精製します。

Nicola Di Noia共著『Il Raccolto dei Racconti』 より抜粋。